太陽光発電のお勧め
人間が石油・石炭などの化石燃料を使い、また森林伐採で森林量を減少させ、それにともない腐植物質分解も促進されて大気中の二酸化炭素量が増加していると言われる。
二酸化炭素の地球上での動きを見ると、大気海洋水および大気森林間の交換量は、化石燃料消費や森林減少に関連して大気中に放出される二酸化炭素量にくらべるとたいへん大きい。ただし、原則的には二酸化炭素の大気から海洋水に溶け込む量と海洋水から大気への放出量は等しく、また大気中の二酸化炭素が陸上植物に光合成される量と陸上植物の呼吸や有機物の分解によって大気に放出される量は等しいということであった。
それらの交換量の大きなことからこの収支に差が出ると、それは大気中の二酸化炭素量に大きく効くはずである。これらの収支は、本来は自然の物とエネルギーの動きにしたがっているもので人間活動の及ぶ場ではないと思える。
実際には近年の人間活動は激しくて、これが大気中の二酸化炭素量増加に寄与してしまい、温暖化問題をひき起こすことになった。ただ、大気海洋水、および大気森林間の交換量の報告値が年とともに突然大きく変わってきたことは奇異である。
このように大きく変わった根拠は明確ではない。この点は不確実だと言わねばなるまい。
現在、確かな事実は化石燃料消費によって大気に放出される二酸化炭素量は炭素にして一年間に60億トンであり、世界各地における観測値によると大気中で増加している二酸化炭素量は一年間に炭素にして36億トンである。一方、森林生態学者は森林伐採にともない一年間に炭素にして18億トンの二酸化炭素が大気に放出されると主張している。
ともかく、大気中に放出された二酸化炭素量から大気中に残る二酸化炭素量を差引いた値を、海洋水が吸収しなければならない。もし大気中への二酸化炭素の供給が化石燃料消費のみによっているとすれば、一年間に炭素にして24億トンの二酸化炭素を海洋水が吸収すればよいことになり、森林伐採も寄与しているということになると一年間に42憶トンほどの炭素量に相当する二酸化炭素を海洋水は吸収しなければならない。
現在までの観測結果によると、海洋水は二酸化炭素を能率よく吸収してはおらず、したがって森林減少は、本当は小さいのではないかということになる。さて、大気と海洋水中に含まれる二酸化炭素の量比は1対50ほどであるので、大気中に放出された二酸化炭素の50分の一ほどが大気に残り、あとは海水が吸ってくれるように思えるのである。
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